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[G1-18-3] 破壊の化身


きゃうんっ!


・・・何回目かしら?

クリティカルの一撃で宙を跳ばされながら遠のいていく意識の片隅で、妙に冷静な自分が問いかけます。
さすがにここまで何回もやられまくると慣れたもので、既に無意識にポケットの羽を掴んでいました。


さすがに今までとは比べ物にならないわね。

どこか虚ろな夢うつつの中、冷静な自分がひとりごちます。

大量に準備していたPOTだの包帯だのしゅくぴ~だのを、湯水のように消費しながらダンジョンを進んでいく一行。
そろそろ中毒症状が出てくるころです。

エリンでは、へたくそなりに、「得意なのは弓だけなんです。えへへ」なんて言ってるわたしも、ここでは単にお荷物でした。
焦って放った矢は、援護どころか仲間をピンチに追い込みます。
必中の念を込めて放ったマグナムが外れ、カウンタからの一連のレンジも80%の壁に阻まれます。

最後の防衛線を突破した敵の一撃は、確実にわたしを吹っ飛ばして、あの世に送ってくれます。
いやいやいやいや、ここがあの世だからw>あたし
冷静なわたしが突っ込みます。(笑)


ぼんやりと還ってくる視界の中で、お姉さまが呆れ顔でわたしを覗き込んでいます。

>は~。また見事に跳ばされたわね~?
>今回は10点ね。美しかったわよ?w

あう。(T_T)
・・・ごめんなさい。
努力はしてるつもりなんだけど、外しまくりで・・・。(T_T)

>まあ、いつものことだけどね?w
>大丈夫??

冗談を飛ばしながらも、心配気なお姉さま。
さすがに「10点」を獲得しただけの跳ばされっぷり。
ライフゲージが真っ黒です。(涙)

あれだけ詰め込みまくった包帯が、もう残り1/4くらいでしょうか。
しゅくぴ~の残りも心もとなくなってきました。
意外にも、飲む暇を与えられずに跳ばされるからか、らいぴ~が残っています。

>得意なのはわかるけど、剣に変えたら?
>ちょっとは使えるんでしょう?

そう。
ここぞという肝心な場面で外れることのある弓より、確実に剣で仕留める。
セオリーです。
普通なら。

>あ~、それダメ。(笑)
>この娘、へたっぴだから。(笑)
>あんたの目玉焼きくらいの上手さよ。

>・・・ぐ。

すかさずフォロー(?)が入ります。

あははははは。(^^ゞ

ま新しい傷口を応急処置してもらいながら、お約束の苦笑い。
表面上はケタケタと笑いながらも、一行にはある種の緊張がみなぎっていました。

きっと、この扉の向こうが・・・目的地。
ギブちんがいる場所。

記憶の旅で見たことのあるわたしが、異様にその扉を気にしているのが分かったのでしょう。
お姉さま方も顔を見合わせて頷いています。

>もういい?
>いくよ?

はい。

汗ばんだグリップを拭いて、矢の残数を確認します。
手馴れた作業のはずが、手が震えているのがわかります。
お姉さまに気づかれまいと、無理に笑って見せるも失敗。

>ほれっ!しゃきっとしなっ!
(ばしっ)

かわいい(?)お尻を蹴っ飛ばされます。(汗

いたたっ!



・・・・。
重そうな扉は、あっさりと開きました。

がこんっ!


・・・・。

がららがら・・がしーん!




背後で自動的に閉じる扉。
でも、3人の注意は扉と反対の・・・宙に釘付けでした。



ぎ・・・ギブちん。
そこにあるのは、記憶で見た気味の悪いパーツの数々ではなく、女神さまのイメージで見た禍々しい姿でした。
お、遅かったのかしら?
もう、か、完成・・・復活してるんじゃ??


どこからともなく、重い声が響きました。



この声・・・知ってる!
予想通り、現れたのは、ダークロード。




有無を言わさず剣を抜き放つダークロード。

>離れてっっ!


3人・・・いえ、少なくともお姉さまたちの反応は俊敏でした。
わたしが後退しつつ、追撃用の矢尻に手を伸ばした時には、部屋の横に回りこみつつダークロードと会戦していました。


くっ。
こうなると、わたしは手をこまねいて見ているしかありません。
初めて対戦するダークロードがどういう相手なのかわからない以上、下手な援護は命取りです。
それに、さすが大口を叩くだけあって、その剣捌きは見事。

でも、お姉さまだって負けてません!
刹那の絶妙なタイミングでツーハンから持ち替えたカイトで巨大な剣の一撃を捌いたかと思うと、ブロソの追撃がダークロードを襲う。

期待したほどひるみはしなかったものの、一瞬のスキを見せたところへ、ハンマーのスマッシュが追撃。
見事な連携です。

でもさすがはダークロード、思ったよりダメージが小さい。


・・・。
どのくらい経ったのでしょう。
あわや決められたかと思われた一振りに、これ以上ないタイミングでカウンタが炸裂し、ダークロードが自らの攻撃分までダメージを喰らって吹っ飛びます。




ゆっくりと立ち上がるダークロード。

あ、あれで立って来るの??





更なる攻撃に備えて身構えるわたしたちの背後で声がしました。

!??
い、いつの間に!

そこに立っていたのは・・・

女神さま!?・・・いえ、こいつは・・・そう、キホール。

そして・・・お師匠様!




静かにマウラスさんが見上げた視線の先にあるものは・・・。

お姉さまが息を呑みます。
わたしは視線を上げることもできません。



























・・・あ、こんなところに

100ゴールドが!


>あのねっ・・・(--;
>ぐはっ。

てんぱったわたしの放つ 渾身のボケ にくず折れるお姉さまたち。





ごまかしは効きませんでした。
あたりまえか。(汗



禍々しい姿の主が息づいています。
かすかなうなり声が次第に大きくなっていきます。


遅かったのか・・・。
復活していたんだ。












・・・・・・破壊の化身が。




女神Dの深奥で3人を待ち構えていた破壊の化身。
暗闇を引き裂きほとばしる閃光。
よぎる想いを込めて刹那に賭ける一撃。
ついにギブネンに対峙した彼女等に・・・
エリンに明日はあるのかっっ!?

次回。「エルグ崩壊」。
焼き尽くせっ!ふぁいあーぼーるっっっ!

#いあ、それもマダだから。>あたし

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